そして入学前には学童に入る手続きをした。


学童は親が家に帰ってくるのが遅い家庭の子などが、学校の後に通うというもの。


そして普通より遅めに家に帰る。


もちろん希望制。


じいちゃんは仕事だとして、ばあちゃんが家にいるのになんでうちが学童に入ることになったのかというと。


海以の保育園入園の手続きでばあちゃんも忙しくなりそうだから。


だから1年生の間だけ、うちも通うことになった。



ばあちゃんと学童に手続きをしに行った日。


ばあちゃんが学童の先生と手続きをしていたときに1人の女の子とそのお母さんが入ってきた。


山田のぞみちゃん。


その日、ばあちゃんが手続きを終わらせるまでうちはその子と遊んでいた。


学童にはいろいろなおもちゃや雑誌や漫画などがあってすごく面白かった。


なのにうちとのぞみちゃんはおもちゃなしで遊んだ。


学童の棚にのぼって、ジャンプして降りる。


そんなことを繰り返していた。


「ばぶちゃん変身~!」


とか言いまくってた気がする。