明音の真下には・・・・


完璧なグロッキー状態の朱雀がいた。


「・・・・琴・・・・梨」


「ちょっと!明音!先生!!早く!!」

「えっ!?うん!!」

明音に命令を出し、私は朱雀を救護室に連れて行こうとするけど・・・



「ごめ・・・・動いたら・・・ヤバい」


「えっ!?・・どうしよ」


あたりを見回してみたけど、ここは私たち以外誰もいない。


多分、みんなは自分たちの部屋とかで各自好きなことをしているんだろう。



いくら豪華客船だろうと、人手がなきゃ朱雀を運べないじゃない!!!