「はっ!?じゃなくて~受験合格おめでとう!これも何も芽依さんのお陰だね?早く電話してあげな」


「うそ・・・・ホントに?」


「あたしは嘘はつかないの!早く電話!!ね?」


「・・・・・うん!!」



夢じゃないんだ・・・・・私が夢森に・・・・・嘘みたい・・・


―――プルルルルルルッ


『もしもし、琴梨ちゃん?』


「芽依さん!!夢森に受かりました!!」


『えっ!?やったじゃない!!さすが、琴梨ちゃんよ~!!』


「さすがじゃないですよ・・・・全部全部、芽依さんのおかげです!ありがとうございました!」


『あはははっあたしは、何もしてないよ~琴梨ちゃんが頑張っただけ!!おめでとう!』


「ホントにありがとうございました!!」..............





―――パタンッ


うわっ!? 47分も話してた....


「琴梨ちゃーーん!電話終わったかしら??」

「あっ!はいっ」


「ご飯出来たわよ~~」



ずっと玄関で話してたから・・・いつのまにか明音はリビングに行ってたみたいだ。



明音のお母さん、望月 志乃舞【モチヅキ シノブ】さんの通称、『志乃舞さんコール』

がかかったので、急いでリビングへダッシュする。