CANDY POT~キャンディーポット~【完】

「あっ!・・・・ところで名前は?」

たしかに・・・・私が急に震えだすもんだから、名前も何も言ってないし・・・あれ?合格発表も見てない.......

「え~っと、霧咲 琴梨です。さっきは本当にありがとうございました」

今は運んできてもらって、近くの公園にいる。

初めて来たかも・・・・・こんな場所、知らなかった。

木はさわさわと揺れてて・・・花は満開に咲いてる・・・・


さすが4月だね・・・景色がとっても綺麗。



「ことり・・・ね、おもしろっ」


あははははははっ......と大声を出して笑い始めた。


「・・・・そんなに、おかしかったですか?」


「いやっ・・・・そのまんまだなって」

「えっ!?」


「だ~か~ら~名前のまんま、琴梨って感じじゃん!お前」


「ふへっ!?」


やばっ・・・変な声出た。


恥ずかしい



「っそんなに笑わないでください!!!あなたの名前も教えて下さいよ!!」

反撃と言わんばかりに私は怒り気味で言った。


「ごめんごめん、そんな怒んなくても~俺はね・・・・・」