「琴梨に・・・謝ろうかと思って・・・さ。」

「私に?」


優子はうつむきながらゆっくりと言った。


ロビーは私達だけで


張りつめた空気が余計にきつくなる。




「全部・・・聞いたんだ。・・・ごめんなさい!!」


そう言って思いっきり頭を下げて

「ひっく・・・っ」

泣いていた。



「優子・・・優子、顔あげて。話したい事があるから」