「琴梨~~~!!ずっと朱雀クンが抱えててくれてたんだよ?長谷川君じゃ任せれないと思って・・・・」

そういって明音は長谷川君をニヤつきながら見た。


「うっわ~ひでぇや!!俺だって姫抱っこしたかった!!!」


「ごめんね・・・琥城君、ありがとう。」

「・・・・・。」


私の頭の上にある琥城君の顔は、とても無愛想だった....



でも、ゆっくりと降ろしてくれて


「ここは?」


私の意識がある内の森林の景色とは一変していて



「えへへ~ここはゴール地点の精霊神の泉だよ、凄く綺麗だよね・・・」

「綺麗だけど・・・琥城君と長谷川君は私の事、変って思わないの?突然気失ったりして」


さっきから、私のこと・・・何も言わないんだ.....