『アドレス、ありがとう。 俺でよければ、なんでも話聞くから』 先生が、 メールを返してくれた。 たったそれだけの事なんだけど、 何度も何度も保護したそのメールを読み返した。 それ以来、たまにだけど先生とメールをするようになった。 何かに迷ったとき、何か嬉しい事があったとき。 いつでも先生は他愛のないあたしの話を聞いてくれた。 あたしの中で先生の存在が特別なんだって気付くまで、時間はかからなかった。 先生が好き。