よく来たね。まぁ、座って。

キミが今日のお客か。
ゆっくりしていくといい。


何がいいかな?
といっても、出せるのはお茶だけだけどね。

この店に来る人は、何か訳ありのはずだからね。
まずは、お茶を飲んで話をしよう。


「夜お茶」
店にはただ、そう記されている。
けれど、そこが見えるのは


大事なものを亡くした人たち。