「ま、とにかく二次試験が勝負だから。西京の経済学部でいいな?頑張れよ」
「あ、あの」
「うん、どうした?」
「法学部だと…無理ですか」
進の質問で、岡田のにこやかな顔が少し真面目になった。
「法学部か。法律に興味があるのか?」
「あ、いえ…出来るだけ上を目指したいなって。学部にこだわってる訳でもないんですけど」
有華と同じ大学に行きたいというのが進の主な原動力になっていたが、岡田の話を聞いていたら、少しでもその期待に答えたいという気持ちが芽生えていた。
「そうか。西京の法学部でも十分合格圏内だぞ。二次試験の結果次第なのは経済学部でも変わらないしな。数学も出題されるし、前島なら戦える。それから、そうだな…」
そう言って、岡田はさらにパソコンのディスプレイを見ながらマウスで何かしら操作を行った。
「もっと言うと、上を目指すなら…帝二でも経済学部なら、うん、数学もあるし。行けるかもしれないぞ」
「あ、あの」
「うん、どうした?」
「法学部だと…無理ですか」
進の質問で、岡田のにこやかな顔が少し真面目になった。
「法学部か。法律に興味があるのか?」
「あ、いえ…出来るだけ上を目指したいなって。学部にこだわってる訳でもないんですけど」
有華と同じ大学に行きたいというのが進の主な原動力になっていたが、岡田の話を聞いていたら、少しでもその期待に答えたいという気持ちが芽生えていた。
「そうか。西京の法学部でも十分合格圏内だぞ。二次試験の結果次第なのは経済学部でも変わらないしな。数学も出題されるし、前島なら戦える。それから、そうだな…」
そう言って、岡田はさらにパソコンのディスプレイを見ながらマウスで何かしら操作を行った。
「もっと言うと、上を目指すなら…帝二でも経済学部なら、うん、数学もあるし。行けるかもしれないぞ」

