「そうそう、この前は気づかなかったんだけど“大崎”ってもしかして、有華のことじゃないの?」
「げ、知ってるんですか、大崎のこと」
更なる追い撃ちに、進はさらに狼狽した。よく考えたら藍が生徒会の役員であった以上、有華と接点があるのも不思議ではない。
「何よ、知ってちゃ都合悪いわけ?」
「悪くはないですけど」
本当は悪い。
「あの子も生徒会一緒だったもの。あたしが3年の時かな?前期の会計だったかしら」
「あいつ、今年の前期は会長やってましたよ」
「やっぱりね。よくできた子だもん。進にはもったいないわ」
有華と自分が釣り合わないのは重々承知だが、藍に改めて言われると、その言葉はちくりと進の胸を刺すのであった。
路地を数分ばかり歩くと、こじんまりとした公園が目に入った。申し訳程度の遊具と、ベンチが数台。
そのうちのいくつかはカップルとおぼしき男女が座っているようだったが、空いているベンチも2台ほどあって、そのうちのひとつにふたりは腰かけた。
「げ、知ってるんですか、大崎のこと」
更なる追い撃ちに、進はさらに狼狽した。よく考えたら藍が生徒会の役員であった以上、有華と接点があるのも不思議ではない。
「何よ、知ってちゃ都合悪いわけ?」
「悪くはないですけど」
本当は悪い。
「あの子も生徒会一緒だったもの。あたしが3年の時かな?前期の会計だったかしら」
「あいつ、今年の前期は会長やってましたよ」
「やっぱりね。よくできた子だもん。進にはもったいないわ」
有華と自分が釣り合わないのは重々承知だが、藍に改めて言われると、その言葉はちくりと進の胸を刺すのであった。
路地を数分ばかり歩くと、こじんまりとした公園が目に入った。申し訳程度の遊具と、ベンチが数台。
そのうちのいくつかはカップルとおぼしき男女が座っているようだったが、空いているベンチも2台ほどあって、そのうちのひとつにふたりは腰かけた。

