「いらっしゃいませ〜」 の声と共に店内中のお客さんがこっちを見た。 その数…… 正確には分からないけど100人近くいることは分かった。 「お〜浴衣やぁ♪」 顔見知りのスタッフが入口まで来た。 「櫂さん、今厨房にいるからとりあえずこっちどうぞ〜」 女の子達の視線が痛い。 浴衣姿の私達は相当目立った。