「凜……あのさ」 「あっ、るぅ!もうこんな時間だよ。帰んなきゃ。遅くに呼び出してごめんね」 そんなこといいのに。 家近いんだし。 結局、私はそのまま家に帰った。 私、ダメだなぁ。 凜にもっと頼ってもらえるようにならなきゃ。 いつも私が話聞いてもらうばっかで、凜に何もしてあげられない。 もっと強くならなきゃなぁ……。 「力也さんと凜は義兄妹になんのかぁ…」 私が凜を支えなきゃなぁ……。