あっという間に昼休みの時間。 「…戻るか」 「ぁ…うん」 「柚、先行けよ」 誰かに見られたら、柚は質問攻めに遭うことが目に見えている。 「うん…また、ね?」 「おう!」 柚はハシゴを降りて行き、屋上を出て行った。 さて、と…俺も戻ろ。 俺も屋上を出て、購買へと向かった。 「ぁ! 陽太!」 「おぉ、大地。購買相変わらず混んでんなー」 「ほれ」 「ん?」 大地は俺の胸に、パンを押し付けた。