翌日、いきなり母さんが… 「陽太、最近変質者多いみたいだから、柚ちゃんと一緒に登校してあげて」 「…ん」 別に一緒に登校できるのは嬉しい。 けど…昨日のことが気まずすぎる。 しばらく家の前で待っていると、柚が出てきた。 案の定、柚は目を丸くしている。 学校に着けば、俺は他の奴らと教室に向かった。 これ以上一緒にいたら…理性がぶち切れる。 だけど、一足早く教室に着いたら、柚は他の男と教室にきていた。 そのことに当然イラッとした。 そんな奴に笑顔を振りまくなよ。 そう、言いたかった。