「んで、なんで大学にいるの?」
車に乗って、あたしは陽太に聞いた。
「柚が帰って来るの遅いしさ。時間切れになっちゃうだろ」
「?」
よくわからない…。
「まぁ、ヤキモチやいる柚は可愛かったけどっ」
「なっ?!///」
「嬉しかったよ」
「…バカじゃないの//」
「ふはっ! ってか、柚は男いないよな?」
「い、いるわけないじゃん!」
いきなり何を言い出すんだ!!
「いたら、部屋になんか入れさせないよ」
「そっか。まぁ、そうだよなー…。いたら、未だに俺があげた指輪、首にかけてるわけねーよな」
「///」
顔を真っ赤にしてるあたしを、陽太は楽しそうに笑う。

