お昼休みになり、あたしと京ちゃんは中庭で食べることにした。 「ぁ、柚は芸術選択決めた?」 「…いちよう」 「まぁ、たぶん音楽か美術でしょ?」 「美術で提出した…」 「あたしも美術にしよっかなぁーっ」 「ははっ」 そんな会話をしていると、あたしたちの前に男の人が3人たった。 ニヤニヤしてて、めちゃくちゃ気持ち悪い。 「柚、戻ろ」 「ぅ、うん…」 「ちょっと、無視はないでしょ〜」 「話があるんだよー」 手を掴まれ、逃げられない。