「柚、もう帰る?」 「ぁ、うん」 「あたし、先生に呼ばれてんだ。悪いけど、一人で帰ってくんない…?」 「わかったー!」 あたしは、リュックを背負って、外に出た。 …あれ? 校門の前に、数人の女の子達が溜まっている。 …誰かいるのかな? 有名人? ちょっと興味をもったので、背伸びをして除いてみると、思わぬ人物がいた。