「よう、たぁ…っ」 「お前に忘れられないうちに、帰ってくるから」 「待ってる…! 五年後も、十年後も、五十年後だって…! ずっと…!」 愛してるから 陽太は新幹線へと入って行った。 新幹線のドアが閉まる。 …今すぐ、あたしも新幹線に乗ってしまいたい。