学校に着けば、陽太はすぐに他の男子の輪に入っていった。 もう新しい友だちできたんだ…。 「椎名、さん…?」 「はひっ?!」 声をかけられ、ふりむくと男の子が立っていた。 たしか…高崎、くん? 「俺、高崎 真也!」 ほっ…。 あたしの記憶力も大丈夫そうだ。