…小さい頃の記憶が、蘇る。 「…っ」 あたしは溢れ出しそうになる涙を、必死に堪えた。 その後、陽太とたくさんの場所を回った。 「ぁ、ねぇ陽太、こっち」 「ん?」 あたしが指を指したのは、お土産コーナー。 「柚って、お土産好きだっけ?」 「お土産じゃないの」 「?」 あたしはストラップのコーナーを見ていた。 ん〜…。