「? どうした?」 「なんでもなぁーい!」 …このままで、いいのかもしれない。 家が隣で、あたしが陽太の隣で笑っていられれば…。 『幼なじみ』という関係が、 ずっと続けば──。 それに、あたしの心のどこかで、 この関係が壊れるのが怖いと思う自分がいた。