「なぁ、陽太から告白したの?」 「大地、少し黙れ」 「雨の中愛の告白でしょ〜♪」 「鈴木は、マジ黙れ」 柚は涙目になるほど笑っていた。 交差点で、俺と柚以外の奴らと別れた。 「じゃーなー!!」 「今度は、みんなで勉強しよーねー!!」 「うん!! ばいばーい!!」 柚は大きく手を振って、俺の隣に来た。 「今日は楽しかったー!」 「それは良かった」 「…陽太は、楽しくなかったの?」 「楽しかったぜ? バスケ中はなっ」 「あはは!」