「なぁに百面相してんだよ」 「はゎ?!」 「ふはっ」 陽太は優しく笑った。 「///」 「ほら、手」 あたしは優しく差し出された手を、そっと握った。 もう、握る事はないと思ってた大きな手──。 …あぁ、夢なんかじゃないんだ。