「柚」 「ぇ」 俺は無理矢理柚を自分の背中に乗せた。 案の定、柚は顔を真っ赤にしている。 「かる…。お前ちゃんと飯食ってんのかぁ?」 「ちょっ陽ちゃん?!///」 「上着、ちゃんと頭被せとけよ」 「ぇ、ぇえ?!///」 柚が顔を真っ赤にしてる間に、再び雷の音が響いた。 すると、柚はさっきとは違い、俺の背中に張り付く。 そんな姿が、とても愛しく思えて、口元が緩んだ。