リナちゃんは驚いた様子で、リップを胸ポケットにしまった。







「うん」





「何をわざわざ西中に…東中があるのに」






私の家からは東中の方が近いし、受験しなくても入れる。









しかし、私は噂を信じていた。







東中はかなり荒れている、という噂。










そのことを言うと、リナちゃんは爆笑し始めた。








「西中の方がかなり荒れてるよ」




「はあああ!???」








私は唖然として彼女を見つめた。