とりあえず華風さんは私の上半身を起こしてくれて。
視線が合うように座り込んでくれた。
「友達と遊んでて、今ここ歩いてて、」
「うん」
「お、おお犯されそうになった」
「うん」
「そしたら、」
「うちがぶっ飛んできたと」
「…そう」
怖くて涙が震える。
華風さんはそれを見てるだけで拭わなかった。
「助けてくれて…ひっく、ありがとう」
華風さん来なかったら、あたし今頃…
「まぁたまたまあいつら捜してただけやし、助けたつもりないけど」
「………へ?」
「てかここで倒れてたん知らんかったし」
「あ、…うん」
すっごいズバッと言ってくれるね、この子。
でも結果的にはよかった…。
「いつもなら女でも男でも倒れてても放っておくけど」
「…?」
「あんたには借りがあるわ、着いてき」
「ど、どこに?」
「うちかて戻らなあかんとこあるねん、それとも今からまた夜道歩いて帰るけ?」
「着いて行きます!!!」
もう怖い思い嫌!!!
けど借りってなんやろ?
ま、いいや!!!
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