正直このギャル軍団は先生にも一目置かれている存在。
てかレディースの固まり。
一匹狼。
誰とも話さない華風さん。
あたしはそんな華風さんから目を離せなくて。
そしてこれが今までギャル軍団が女子の中でたった1人の女の子に、
「――っ!!!!」
負けた瞬間だった。
「痛い痛い痛い痛い!!!お、お腹が…!!!」
「来いやゆーたんお前やろが」
「ちょっ、みんなコイツやったれや…!!!いたっ!!!」
「で、でもこの子相当強い…」
「とりあえず面倒くさいし早よ道開けろや」
「―…っ」
たった一発の蹴り。
そんな蹴りに一瞬でやられたリーダーらしき女とヘタれた周りの女子。
それでも華風さんは表情を変えない。
労る様子もなく、ただ漆黒の瞳で睨み付けて。
有無を言わせる時間もないくらいにギャル軍団は道を開けた。
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