私の目線はさっきの桜。
その前を通り過ぎる一人の女子。
明るく、ストレートの髪。
顔は…めっちゃ可愛い。
けどその子は桜を一切見なくて。
まるで桜なんか無いかのように。
「……………」
変な感じがした。
他の子と違う、そんな感じ。
けどそれは今の私には分からなくて。
ただその子から目が離せなかった。
「水嶋ー、早よクラス表見んぞー」
「あ、うん」
黒澤に言われ、足を進める。
せやせや、クラス表見なね。
知り合いと一緒やったらいいなー。
「紫織ー、あたし等バラバラー」
「まじかー」
「ま、また喋ろうやっ」
「せやねっ」
ま、結局知り合いもバラバラやけど。
ちなみに黒澤も別のクラス。
はぁーあ。
まぁいっか。
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