「着いたよ」
「あ・・ありがとう・・・・ございます」
「くすくすくす、本当にかわいいなぁ～姫は、あいつの妹じゃなきゃ・・・・」
えっ？
「あ・・・あの・・・今なんて言いました？『姫』って？」
「気にしないで」
最後のほうが聞き取れなかったけど・・・
「ほら、早く行ったほうが良いよ、バイバイまたね」
「あ・・・」
行っちゃった・・・・いろいろと聞きたかったのになぁ～
「仕方ない、行くか」


「失礼します」
ガラガラ・・・・ドアを開けると
「お～来たか担任の田中だ、よろしく綾瀬。」
「なんか先生ってかんじしませんよね」
サラリーマンって感じもしないけど・・・・
「惚れんな「惚れません」冗談だ。そんなに怒るなよ」
「怒ってないですよ」
何か、朝から疲れる・・・・・
ってか、案内してくれた人といい先生といいイケメン率高いよなぁ～さっきの人は金髪だけど、先生は黒くてさらさらしてるし・・・・何者って感じだよなぁ～
「・・・・・分かったか？」
「はぁ？」
「聞いてなかったのか・・・・たくっ・・・・お前はB組、少し変わった奴らが多いけど、悪い奴らじゃないからって話だ簡単に言うと、わかったか？」
呆れた様に言わなくても・・・・
「わかりました」
「機嫌直せ、行くぞ」
「機嫌悪くないです」
思わず顔を逸らして答えた、私に気づかずに行ってしまった・・・・・