私は茫然と立ち尽くしていた。
今日みんなに無視されてたのは麻理達のしわざ…?
でも麻理達が私をイジメるような事は無いと願いたい。
麻理と早希は、幼稚園からの親友でいつでも一緒にいた仲だった。トイレに行くのも一緒にいってたりもした。
愛海と梨里佳は中学①年の頃に知り合って以来、麻理と早希と私で一緒に行動を共にするようになっていた。
要するに、⑤仔①だった。
なのになんで『グループから外れて』って言ったんだろう。
やけに胸騒ぎがする。
朝の会が終わり、休み時間になった教室は騒がしくなり初めた。
私は顔を伏せていると、チョークの音が聞こえてきた。
誰かイタズラで書いてるんだろうと思い気にせずに顔を伏せていた。

