何も浮かんで来ない頭で必死に思いだそうとしているとグループの中の麻理と早希が教室にやってきた。
「あっ 麻理と早希! 何か私がうざいみたいな事愛海が言ってるけど…。うちなんかした?」
『話しかけないでくんない!?キモイんだよ!』
『麻理言い過ぎ!(笑)もっと優しく言ってあげないと。』
『そうでも言わないとまた話しかけてくるよ!!こいつ!』
『あっそうだね~。 お前このグループから外れてもらうから。』
その言葉が言い終わると同時に『席に着けー!』と言う先生の声が教室に響き、私達のやり取りを見ていた生徒は何事もなかったかのように座り初めた。
麻理達も何事も無かったように席に座り初めた。

