君へ。

池内サンと木田クンから……。


“木田クンから”

『♪』


アタシはルンルン気分で自分の車まで歩いて行った。

まさかくれるとはねー。
確かに前廊下で話してる時に誕生日の話になって日にち教えたけど、覚えてくれてたんや。

池内サンのある人物って木田クンやんな。

二人で買いに行ったのか。

アタシはクッションを見ながらフフッと笑う。


誕生日っていいもんやな♪

車の鍵を開けて後ろの荷物置場に貰ったプレゼントを置く。

『ふぅ』

そして運転席に行こうとすると後ろからまた声をかけられた。

今度は誰だ?


後ろを向くとそこにはゆうちゃんと幸田クンが立っていた。


『あれ!今日二人共定時やったんや!おつかれー』


「まぁね!こころ!ハイ、プレゼント♪」

「ソレ二人からだからな!」


『うわっ!ありがとう〜♪何で二人?』

アタシは二人を交互に見ながら聞いた。


「あー、買いに行ったらお店で会ってね?幸田クン物凄い顔で悩んでたから二人からって事で一緒に買った!」


「物凄いって何だよ!まぁ、女の子って結構好みあるやん?ソレ考えてたら決まらなくてさー」


『ブハ(笑)何ソレ!!別に何でも嬉しいのにー』


「いやどーせなら好きなもんあげたいやん?」


幸田クンのいいところは常に人に喜んでもらおうと考えてるとこ。
ホントにアタシはいい友達を持ったな。
そんな事を考えてたら何だか目頭が熱くなって来た。


「わっ!こころ涙目(笑)」


『だっ!だってー…皆優しいんだもーん……朝から皆…おめでとうって言ってくれるし、プレゼントくれるし、………さっきも池内サンから木田クンと二人からだって……プレゼントくれるし………うぅ…嬉しくて……(泣)』


「あー、泣いちゃった(笑)」


「もぉー泣き止め!こころ!そうだ!プレゼント開けてみてよ」

ゆうちゃんがアタシの頭をヨシヨシしながら笑う。

『うん…』

アタシはやたら大きいリボンがついついる包み紙をはがしていった。