『はぁー…』


「木田クン何考えてんやろなぁ」


『あんなんされたら………期待するやん』

アタシは俯いて呟く。そんなアタシにゆうちゃんは笑ってため息をついた。


「期待していんちゃう?だってアタシがCD貸してもそんなんくれんと思うし、あきらかにアタシとは態度ちゃうし」


『そうなんかなぁ…でも……』


「とりあえず今は喜んどけば?」


『そぉやなぁ』


アタシは何か腑に落ちないけどとりあえず喜ぶ事にした。だってホントに嬉しいし、どっちにしろあっちが動くかアタシが動くかだし。


多分アタシが動かないといけないなぁ。


木田クンはアタシの事をどう思ってるんやろ?

木田クンの気持ちが気になって仕方がない。