「日記は?書いてるんですよね。 今日はもう書いたんですか?」 『ああ、ばっちし書いた!』 何を書いたのかを、 話して聞かせてくれた。 いや、それ、ほぼ総て俺の事じゃないか。 彼もそれは解ってるんだろう。 そんなに、電話を切りたくないのか……。 その後、ようやくおやすみを言えたのは、 もう日の出も近い時刻だった。