「あ、おはようございます」 にこにことした顔が、 俺の視界に映っている。 寝起きに見る物としては、 気分を悪くする物では無いし、 逆に気持ちいい位の笑顔だ。 とても良い部類だろう。 「おはよう」 その笑顔につられて、 俺も笑って返した。 ……でも、誰だろう。