「それならよかった。
 ほら、これ飲めよ」

そうして差し出すマグカップの中身。
もちろん緑茶です。

なんでマグカップかって?
湯呑みは数少ないし、
子供向けの湯呑みばっかなんだ。

だから客には基本的に
マグカップで出す。

時々ティーカップだったりもする。



「美味しいです」

「それはよかった」


その後、
なんかぐだぐだと喋り続けた。

気が合うし楽しい。
これも、またすぐ忘れるんだろうけれど。

今が楽しければいいってのが、
俺のモットーだ。