学校から少し離れた
公園のベンチで
私達は座っていた
「本当に大丈夫なの?」
「ううん、
本当は大丈夫じゃない・・・。
本気で気分悪い、しんどい。
ちょっと膝借りていい?」
「いいけど・・・?」
そう言ったら恭介君は
私の膝を枕にして寝っ転がった
「あーちょっと楽になった。」
「それは良かった。
でも外に居るより
家に帰った方が
風邪治るんじゃない?」
「まぁそうだねぇ。
でも今はこのままで居て。」
「分かった。」
暫くすると恭介君は
寝息を立てて寝始めた
私はその寝顔が
あまりにも可愛かったから
恭介君の髪の毛を撫でていた