次の日の朝



いつまで経っても

バスに恭介が乗って来ない・・・



あいつまさか逃げたのか?




「電話してやる。」




プルルルル





「も・・・もしもし。」





「ちょっとあんた何してんの?

逃げたら絶対許さないから!!

今どこに居る?

何処に居ようが引きずって連れてくるからね。」




「ごほごほ、

ごめん・・・。

ちょっと風邪ひいちゃって、、

動けない・・・。」




「はぁ?

風邪?

そんなもん吹き飛ばせ。」




「出来ないよ。
熱も三十九度あって
起き上がることも出来ない。

本当にごめん。」




体調管理にまで気使ってなかった・・・

あーどうしよ



「もういい。

とりあえず恭介はゆっくり休んでて。

じゃぁ。」