ぷるぷると震える私をちぃちゃんが宥めてくれて、会長は訳が分からないといった様子。
「人の顔を見て叫ぶとか…失礼だろ」
「ごめんなさい…」
ミルクティー色の長い髪は緩くウェーブしていて。
背はちぃちゃんより少し大きいくらい。
ナチュラルメイクで目はパッチリ二重、女の子らしいいい匂いがする彼女。
見た目はどう見ても女子。
でも、ホントは…。
「オトコノコーーーっ」
「一々叫ぶなよ。耳痛てぇし」
「とりあえず離れてぇ~っ」
「はいはい。
あ、那智とネクタイ交換したんだ?」
私の願いを聞き入れて、2メートルくらい離れてくれた会長。
意外と優しいかも?
「…アンタ、男だったの…?(気付かなかった…)
そうよ、そこで事故が発生したの」
「事故?」
「調子に乗った王子様が、自爆したの」
「自爆…」
