極甘王子はいかが?




「気にしないで続けて良いよ?」

「気にするのは、私!!!」


大宮くんは飄々(ひょうひょう)と私の棒タイ結んでたでしょ!


「じゃあ何処を見ていればいいの?」

「空とか!景色とか!!」

「ふぅん…」

「いや、いっそ目を瞑ってて!!」

「目を瞑るって…なんかキス待ちみたいじゃない?」


もう~、あぁ言えばこう言う!!





「黙って目を閉じなさい?!」





「ハイ…」


大声で一喝すると、意外なことに言う事を聞いてくれた。

最初からこう言えば良かったよ…。

でも、なんとなく薄眼でこっちを見てる気がして、私も目を瞑りながら作業をする。

あともうちょっと…ってところで、指に柔らかい物が触れた。