バイトへ向かおうとした瞬間電話がなった。


「もしもし。」


「もしもし?」


電話の相手は出版社の担当者。


「あの作品残っている?」


俺は急いでゴミ箱をあさった。


幸いゴミを出すのを忘れていて見つかった。


「あった。ありました!」


「あの作品、もう一回見せてくれないか?」


「はい!」


もしかしたら採用してくれるんじゃ?


そう思いながらバイト先に少し遅れると電話をして出版社に向かった。


「ごめんね!わざわざ来てもらって。」


「いいですよ!」


漫画を差し出す。


「うん。採用しよう!」


「本当ですか??ありがとうございます!」


俺は今までにない喜びに胸を弾ませながらバイトへ向かった。