ねぇ、好きって言ってよ。




私は家に帰って今日の事を
色々思い出していた。



理沙、美奈子、美紀
とは色々な事を話した。

理沙には違う学校の彼氏がいること。


美奈子は好きな人がいること。


美紀には同じクラスに
中学からの彼氏がいること。

他にもたくさん
皆の事を知ることができた。

でも私だけ恋していない事に
少しだけ嫉妬も感じた。


そして頭に浮かんできたのは
やっぱり矢崎君。
どうして矢崎君を考えただけで
こんなに胸がしめつけられるのかな?
これって恋??
まさか…まさかだよね。


この気持ちはなんだろう。
恋愛経験が豊富な
美奈子に聞いてみる事にした。

プルルルルル…

プルルルルル…

「はい?」

「もしもし、美奈子?」

「どうしたの??」

「美奈子に聞きたい事が…」

「何??どうした?恋でもした??」

ドキッ。
恐る恐る聞いてみた。