ねぇ、好きって言ってよ。



はぁ……


さっきから矢崎君の事
ばっか考えて授業頭に入んないよ。



…なんか視線感じる。
えっ!?矢崎君に見られてる??

よしチャンスだ!
さり気なく彼女の事聞き出してみよ(笑)



「何か用?」

「べ、別に。」

「矢崎君てさぁ、彼女いるの??」


知っているのにも関わらず
聞いている私。
やっぱ心の中で認めてないんだな。


「最近別れた」

え。予想外の答え。
心の中でガッツポーズ(笑)
こうなったら聞いちゃえ!!

「どっちから?」

「俺からだよ。」

「どうして?」

「他に好きな人いるからかな?」

「えっ…好きな人いるんだ。」

「まぁな」

ガッツポーズした所なのに…
やっぱ私にゎ叶わない
恋なのかなぁ…。

「そこ!喋らないよーに!」

あっ…先生に怒られた(笑)

周りを見渡すと、
美奈子、里沙、美紀の3人が
私をみてニヤニヤしてる(笑)