ねぇ、好きって言ってよ。



「誰?早く教えてよぉ」
「そうだよ!!隠し事はなしだよ」

ちょー必死になってる(笑)

「あのねぇ。矢崎和也くん…」

名前を言ったがけで
ドキドキする…
私重症だわ。


「確か和也って彼女いるん…」
「ちょっと!」

あわてて2人が止める。

そうなんだ…
やっぱり私はダメなんだね。
何で泣いてるんだろう、私。


「あっそうゆう訳じゃ…」

「ご、ごめん…」


わたしは教室を飛び出した。
美奈子が一途って言ってたのは
彼女にだったんだよね。

あんなかっこいいのに
彼女いないわけないもんね。
わたしバカだよ。
何期待してたんだろう…

思い出しただけで
涙が溢れ出してくる。