「千葉にいくのは正直ノリ気じゃなかった。 だけども、 市尾がオフ会の日をさかいに、 何かをがんばる決心をしたのなら、 僕も嫁を連れ戻そうとおもう。 いや、絶対連れ戻すよ。」 「キミのおかげで前向きになれた。 どうしても、お礼を言いたかったんだ。 ありがとう。」 俺は大したことをしたつもりはない。 だけど虎夫ががんばろう、 という気になれたなら なんだか幸せな気分にはなれる。 「ありがとうな。そろそろ戻ろうか?」 自分語りがおわったらしく、手をさしのべてきた。