秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


なんか…自分で乱入したくせに、ハッとして固まってるんだけど。

あれ一応、あたしの父様だよね?


「……?」


「……」


かっくんはというと、慌ててあたしを隣に降ろしてバツが悪そうにそっぽを向いていた。


「…?」


あたし一人、きょとんとしてかっくんと父様を見比べている。


「も、もうそおゆう関係だったの…?」


「え?」


「あっ…い、いやなんでもない! なんでもないよまお。それはそれで…うん。万事解決だね」


「?」


なに? なにが言いたいの?

てか何しに来たの? 昨日仕事に戻るって言ってなかったっけ?



「ふっ。あれはね、フェイクに決まってるじゃないか」


「ふぇいく?」


フォークの一種ですか?


きょとんと首を傾げているあたしは…。

相変わらずそっぽを向いているかっくんは…。

とこっっっとん甘かったと思う。

父様という人を。藤峰洋平という人を、分かったつもりでまったく分かってはいなかった。




「めでたくこのたび、二人は夫婦❤となりました!」




……こんなことを言い出すなんて、誰が想像しただろう。