「あ、ちなみに楓。オトコの責任は怠らないように」
「なんの話をしてんだてめェはよ」
「あら❤言ってほしい?」
「……」
うお。
ピキイッて今ピキイッて!
「ささ。下ネタは部屋に戻ってしたまえ。帰るぞ」
「なによーっ下ネタじゃないわよ。それにそんな話部屋で夜な夜なしてたら相当危ないじゃないの!」
「今危ないて認めたで」
「ハメる気っ!?」
ぎゃーぎゃー言い合いながら、あっという間に三人は部屋を出た。
「……」
「……」
…当然……室内は、水を打ったようにしんとなるわけで。
さすがのあたしも戸惑った。
「あの…」
特に話があるわけでもないのに声をかけてみたりして……失敗した! と思ったり。
「真裕」
「はいっ」
……びっくりし過ぎて妙に改まってしまつた。
「……頑張れよ」
「……!!」

