きょときょとするあたしを、メイリーとアッシュが連れて行ってくれた。
なぜか目をハートにしてるアッシュは、リジュに蹴り倒されてたけどね。
『おれ…! けりたおされてもしやわせ…❤』
「……変態」
『今ヘンタイって言わなかった?』
『ゆ、ゆってないゆってない!』
あっらまー…。
日本語、ちょっとは分かるのね。
やがて続々と人が入ってきて、授業は始まった。
なぜかあたしの周りは、メイリーを中心とするあの四人組が囲っていた。
『…と、いうわけで。早速やってもらいましょうねー。…誰がいいかしら?』
はっ…。聞いてなかった!
なんだって? なにがどういうわけ?
『マヒロがいいわ先生!』
『そおだそおだ。せっかくこんな超有名人がいるんだから!』
『うんうんっ』
……なんですと?
なにが? え、なにが?
『そおねっ。それがいいわっ。ほんじゃマヒロさんいらっしゃいな』
『?』
まったく何も聞いていなかったあたしは何一つ理解できずに、呼ばれるままにひょこひょこ出ていった。
『これなんだけどできる?』
『? モーツァルト。…できますけど…?』
それがなあに?

