秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


きょときょとするあたしを、メイリーとアッシュが連れて行ってくれた。

なぜか目をハートにしてるアッシュは、リジュに蹴り倒されてたけどね。


『おれ…! けりたおされてもしやわせ…❤』


「……変態」


『今ヘンタイって言わなかった?』


『ゆ、ゆってないゆってない!』


あっらまー…。

日本語、ちょっとは分かるのね。


やがて続々と人が入ってきて、授業は始まった。

なぜかあたしの周りは、メイリーを中心とするあの四人組が囲っていた。


『…と、いうわけで。早速やってもらいましょうねー。…誰がいいかしら?』


はっ…。聞いてなかった!

なんだって? なにがどういうわけ?


『マヒロがいいわ先生!』

『そおだそおだ。せっかくこんな超有名人がいるんだから!』

『うんうんっ』


……なんですと?

なにが? え、なにが?


『そおねっ。それがいいわっ。ほんじゃマヒロさんいらっしゃいな』


『?』


まったく何も聞いていなかったあたしは何一つ理解できずに、呼ばれるままにひょこひょこ出ていった。


『これなんだけどできる?』


『? モーツァルト。…できますけど…?』


それがなあに?