思うんだけどさ。
シュンって、かっくんみたいじゃない?
なんかこう…ずばっとなんでも言ってのけるあたり。
でもでもかっくんのがずーーーっと優しいしずーーーっとかっくいいしずーーーっとすてきだしずーーーっとすごいもんね!
「そうかい。…で? そのかっくんてのは誰だ」
「えっとねぇ超すてきで超かっくいくて超すごい……っておいおい」
盗み聞きしないでよあたしの心の呟きをさ。
「心の呟きじゃなくなってたし、もはや」
「……」
訂正しよう。
シュンって嫌いよ。
『ところでなんでいるの?』
たしか、ケインのところにいたよね?
それがなんで?
『だって私達もここの生徒だもの』
けろりとしてハディが言った。
『そ、そうなんだ…』
まあそうだよね。
よく考えてみれば、ここらに他に音楽をやれる学校はない。
みんなどう見たって十七、八だし…。
『ふーん…まあいいけど。ねえメイリーバイオリンいつ弾けるの?』
『そうねぇ……あと数分もしたら授業が始まるわよ』
そかそか。
そんならいいや。…これどこに座ってもいいの?
宝院と一緒?

