秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


まだ一週間だし、忙しいっていうのもあるだろうが…。

それにしても、どっちみちあいつはたぶんできない。

そのうち電話持ってここまで来るんじゃあるまいか。

『もしもし~? 電話分かんなかった』とか目の前で言って。



「まあさかもっちゃんと野木さんおるんやろ? なんとかなるて」


「まあそうだけどさー…。でも心配じゃない。ねえ?」


「なんで俺に振る」


「あら。心配じゃないの?」


「別に…」


「やっだ素直じゃないんだから❤」


……こいつ嫌い。



「はいそこまで。…てか五人組マイナス一、あんた達今テスト中だってこと忘れてない?」


「忘れてませーん」


「せんせえ五人組マイナス一てなんやのん?」


「だって真緒ちゃんいないからマイナス一じゃない」


適当だなおい。

なんだそのくくりは。


…ぶっちゃけて言えば忘れていたけれど、ここは学校。

言った通りテスト真っ最中だったわけで。

さっさと終わらせて、堂々とぺらぺら喋っていた。


「ほんっとにもう…成績トップ五守ってるあんた達だから言われないのよ。一つでも落としてごらんなさい、その態度じゃ留年させるわよ」


「は~い」


「肝に銘じときますー」