まだ一週間だし、忙しいっていうのもあるだろうが…。
それにしても、どっちみちあいつはたぶんできない。
そのうち電話持ってここまで来るんじゃあるまいか。
『もしもし~? 電話分かんなかった』とか目の前で言って。
「まあさかもっちゃんと野木さんおるんやろ? なんとかなるて」
「まあそうだけどさー…。でも心配じゃない。ねえ?」
「なんで俺に振る」
「あら。心配じゃないの?」
「別に…」
「やっだ素直じゃないんだから❤」
……こいつ嫌い。
「はいそこまで。…てか五人組マイナス一、あんた達今テスト中だってこと忘れてない?」
「忘れてませーん」
「せんせえ五人組マイナス一てなんやのん?」
「だって真緒ちゃんいないからマイナス一じゃない」
適当だなおい。
なんだそのくくりは。
…ぶっちゃけて言えば忘れていたけれど、ここは学校。
言った通りテスト真っ最中だったわけで。
さっさと終わらせて、堂々とぺらぺら喋っていた。
「ほんっとにもう…成績トップ五守ってるあんた達だから言われないのよ。一つでも落としてごらんなさい、その態度じゃ留年させるわよ」
「は~い」
「肝に銘じときますー」

